更新  2021-08-15
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全道各地で開催された「全道造形教育研究大会」の資料をまとめています。
実践されたひとつひとつの授業を振り返ることで、今、大事にされている「子ども」の姿が見えてきます。造形教育を通して、今求められている資質能力、及び今後必要とされる力を考えることができます。ぜひ、ご覧ください。
 

 
40年を超える、作品展で選ばれた作品を「webLibrary」として、紹介しています。作品の通して、子どもたちの表現についての発達や美術教育の変遷や、図画工作・美術教育で培われている資質能力についても考えることのできる、とても貴重な資料です。ぜひご覧下さい。
 

 
昭和25年(1950年)に全道的な図画工作教育の研究団体「北海道美術教育会(仮称)」が誕生しました。その後、名称を「北海道造形教育連盟」とし、各地区サークルでの活動を生かして研究会を開催し、現在に至っております。その中で、たくさんの発行物が編集されました。綴られてきた造形教育の価値をご覧ください。
 

 

 
 

第10回 北海道教育美術展
 

昭和59年2月1日 発行
 
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第10回 教育美術展によせて

 
北海道造形教育連盟 委員長 遠藤 久男
 
  この展覧会は、幼稚園、保奇問児、小中学生の美術作品を全道き地より集めた縦のつながりと横の広さをもった道内唯一の美術展であります。
 みなさまの絶大なご支援により、ここに10回展を開くことになりました。心から感謝申しあげます。
 この北海道教育美術屡の作品は、全国的にみても極めて評価が高く、各地域からも注目されております。これは、日頃美術教育に懸命にとりくまれている多くの道内指導者の努力の賜物であります。
 また、この美術展の大きな特色は教育的配慮が数多くなされていることであります。たとえば、日頃の授業実践から生まれた作品であること、学枚(園)などで、あらかじめ選出されたものが集まっていること、ひとつの地域に偏らぬよう道南、道央、道北、道央などに分けて審査されていること、選ばれた作品は、いろいろな面から望ましいものと討議され、その一部には、どこが優れているかを短評で書かれていること、そして賞には、大きな差がつかないような配慮がされていることなどがそうであります。
 今回も、全道各地の幼稚図、小学校、中学校から応募された多数の作品の中から、50余名の審査員により、700点を厳選して展示しました。(準入選300点は展示していません)そのうち、奨励賞の100点はスライドにされ、今後、本連盟の教育資料として活用されることになっています。また、これらの作品は道内各地、各学校からの借し出しの希望も多く、そ
れぞれ鑑賞の指導にも役立っております。
 ご覧のように、どの作品も。子どもの心があふれ素朴で力強いものばかりであります。どうぞ、じっくりご覧下さい。
 みなさまからのご指導、ご協力をいただき、この教育美術展が本道美術教育振興に役立ち今後、ますます発展することを祈るものであります。

第11回 北海道教育美術展
 

昭和60年2月1日発行
 
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第11回 教育美術展によせて

 
北海道造形教育連盟 委員長 種市 誠次郎
 

 この展覧会は、幼稚園、保育園児、小学校児童、中学校生徒の美術作品を、全道各地より集めた道内唯―最大の美術展であります。
 みなさまの絶大なご支援により、ここに11回展を新春早々に開くことができました。心から感謝申しあげます。
 この北海道教育美術展の作品は、全国的にみても極めて評価が高く、各地の美術指導者からも注目されています。これは、日頃美術教育に懸命にとりくまれている、多くの道内指導者の努力の賜物であります。
 また、この美術展の大きな特長は、教育的配慮が数多くなされていることであります。たとえば、日頃の授業実践から生まれた作品であること、学校(園)などで、あらかじめ選出されたものであること、ひとつの地域に偏らぬよう、道南、道東、道北、道央などに分けて審査されていること、選ぶ前に作品の見方について意見が交流され、いろいろな面
から望ましいものが選ばれており、奨励賞作品には、どこが優れているかを短評で書かれていること、そして、賞には、大きな差がつかないような配慮がされていることなどであります。
 今回も、全道各地から応募された、約1万6千点の作品の中から、50余名の審査員により、700点を厳選して展示しました。(準入選は展示されていません)そのうち、奨励賞の100点はスライドにされ、今後、本連盟の教育資料として活用されることになっております。また、これらの作品は、道内各地、各学校からの貸し出し希望も多く、それぞれ鑑賞
に役立てております。
 ご覧のように、どの作品も、子どもの心があふれた素朴で力強いものばかりであります。どうぞ、じっくりご覧下さい。
 みなさまからのご指導、ご協力をいただきこの教育美術展が、本道美術教育振興に役立ち、今後ますます発展することを祈るものであります。

 

第12回 北海道教育美術展
 

昭和61年2月1日発行
 
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第12回 教育美術展によせて

 
北海道造形教育連盟 委員長 種市 誠次郎
 

 この展覧会は、幼稚園、保育園児、小学校児童、中学校生徒の美術作品を、全道各地より集めた道内唯一最大の美術展であります。
 みなさまの絶大なご支援により、ここに12回展を新春早々に開くことができました。心から感謝申しあげます。
 この北海道教育美術展の作品は、全国的にみても極めて評価が高く、各地の美術指導者からも注目されています。これは、日頃美術教育に懸命にとりくまれている、多くの道内指導者の努力の賜物であります。
 また、この美術展の大きな特長は、教育的配慮が数多くなされていることであります。たとえば、日頃の授業実践から生まれた作品であること、学校(園)などで、あらかじめ選出されたものであること、ひとつの地域に偏らぬよう、道南、道北、道東、道央などに分けて審査されていること、選ぶ前に作品の見方について意見が交流され、いろいろな面
から望ましいものが選ばれており、奨励賞作品には、どこが優れているかを短評で書かれていること、そして、賞には、大きな差がつかないような配慮がされていることなどであります。
 今回も、全道各地から応募された、約1万6千点の作品の中から、60余名の審査員により、700点を厳選して展示しました。(準入選は展示されていません)そのうち、奨励賞の100点はスライドされ、今後、本連盟の教育資料として活用されることになっております。また、これらの作品は、道内各地、各学校からの貸し出し希望も多く、それぞれ鑑賞に役立てております。
 ご覧のように、どの作品も、子どもの心があふれた素朴で力強いものばかりであります。どうぞ、じっくりご覧下さい。
 みなさまからのご指導、ご協力をいたたきこの教育美術展が、本道美術教育振興に役立ち、今後ますます発展することを祈るものであります。
 

 

第20回 北海道教育美術展
 

平成6年1月13日発行
 
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教育美術展20周年を祝って

 
北海道造形教育連盟 委員長 鹿嶋 健
 

 本連盟の伝統のある事業のひとつ「北海道教育美術展」が、この度、設立20周年を迎え、記念作品集を発刊いたしますことは誠に意義深く、大きな喜びとするところであります。
 この教育美術展は、それまで全道の美術教育に大きな役割を果たしてきた「子ども道展」の発展的解消を受けて、昭和50年に設立されました。
 当時の記録によると設立の趣旨として
・美術教育振興のため連盟の果たしていく役割をさらに充実し、研究面だけでなく組織の面からも強化を図っていきたい。
・全道各地の実践から生まれた作品を広く集め、その優れた内容を展示するとともにその実態を確かめ合いたい。
・道内美術教育の今後の課題を把握し、連盟の研究主題を実践に反映させたい。
と、辻悦平委員長が述べておられます。以来、その精神は時を越え、世代を越えて、今日まで営々と受け継がれて参りました。
 その歩みは広い北海道の地域に根差し、地道ながらも着実に成果を上げ、全道各地の美術教育振興に大きく寄与してきたものと確信しております。
 今日、回を重ねる毎に参加校、応募総数とも増加しておりますことはまことに喜ばしい限りであります。
 また、展覧会場で自分の作品をバックにしてカメラの前に立つ子供達の微笑ましい姿に接する時、設立に当たった先達の方々のご苦労が偲ばれますとともに、その先見性に深く敬意を表するものであります。
 このように教育美術展が連盟の事業として確立し、ゆるぎないものになったのは、全道各地で活躍されている連盟委員各位のご熱意と北海道新聞社をはじめ、KKサクラクレパス、さっぽろ東急百貨店各位のご支援によるものであります。ここに心から厚く感謝申し上げます。
 21世紀の学校教育・美術教育を考えます時、この美術展の果たす役割は、今後ますます重要になって参ります。
 関係機関のお力添えをいただき、さらによい美術展になるよう努力して参る所存でございます。

 

第40回 北海道教育美術展
 

平成26年1月9日発行
 
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第40回北海道教育美術展について

 
北海道造形教育連盟
 

 40回を迎えた本展は、今年も子どもの思いにあふれ、素直でのびのびと表現された力作であふれていました。審査は、全道の幼稚園から大学までのおよそ80名の先生が二日間にわたり厳正に行いました。そのポイントは、幼稚園は「お話しながら線や色で思いが描かれているか」、小学校低学年は「遊びや生活などからの興味、関心を思いのままに表現しているか」、中学年は「表したいものやことを自分らしい見方、考え方で表現しているか」、高学年は「自分の想いに近付くように自分らしく表現を工夫しているか」、中学校は「感動や対象への想いを深め、満足感を高めながら表現しているか」と設定しました。一人一人の感性を大切に授業を工夫された先生と、その指導に自分の“素敵”を発揮した全ての子どもたちに感謝いたします。是非、展覧会においでいただき素晴らしさを実感していただければと思います。